警察官の試験に受かったけど警察学校では何が必要なんだろう。
よくわからないし、警察学校に電話するのも怖いなぁ。
そんな疑問を解決します。
こんにちは。元警察官のおさるポリスです。
某県警に約7年いて
・交番
・機動隊
・特殊部隊
・福利厚生担当
をやってきました。
警察の同期には警察学校の教官もいるので警察学校のことについて結構詳しいです。
今回はそんな私が警察学校に必要なものを4つに分けて解説していきます。
①大前提として必要なもの
②入校案内にはないけど100%あった方がいいもの
③現場向けに持っておくと便利なもの
④【オマケ】持って行かない方がいいもの
それでは早速始めましょう。
大前提として必要なもの
まずは持って行かないとヤバいものです。
これは結論として「警察から送られてくる入校案内」に書いてあるもの全てです。
例えば
・転出証明書
・年金手帳
・税金関係などの書類
などがこれにあたります。
警察学校にいる間は住民票を移したりしなければなりません。
その辺がゆるい会社もありますが警察はその辺に非常に厳しいです。
まずは思考を停止して「持ってこい」と言われたものは全て用意しておきましょう。
ここでミスると教官に目をつけられる可能性が上がります。
忘れ物、ダメ絶対
入校案内にはないけど100%あった方がいいもの
私の思いつく限りの持っていくと便利なものを紹介していきますが、一つだけ注意点があります。
それは「入校案内に禁止されているものは絶対に持っていかない」ことです。
もしこの先で私が「これ便利だよ」と紹介したものでも、もしかしたら禁止されている可能性があるので入校案内に「ダメ」と書いてあるものは絶対に持っていってはいけませんよ。
さてここからが本番です。サクっと紹介していきます。
・電波ソーラーのG-SHOCK
・塗るタイプの靴磨き
・裁縫セット
順番に解説します。
電波ソーラーのG-SHOCK
これは「警察官の必須アイテム」と言っても過言ではありません。
必ず用意しておきましょう。
持っておいた方がいい理由ですが
・電池交換の必要がない
・正確な時間がわかる
・丈夫
この3つを兼ね備えているからです。
他にもプロトレックなどでも大丈夫ですが警察だとG-SHOCKが一般的です。
警察学校ではそこまで必要ないですが、現場に出れば100%欲しくなります。
警察の仕事では「逮捕した時間」や「切符を切った時間」など、常に正確な時間を書類に書いていきます。
そんな時に「あれ、5分時計がずれてた」ではお話になりません。
あと、いざ必要な時に「あっ、時計の電池切れた」も命取りになります。
そして必ずいろいろぶつかるので丈夫なものでないとすぐ壊れます。
なので電波ソーラーのG-SHOCKが必要になるんです。
それではオススメの電波ソーラー機能付きG-SHOCKをいくつか紹介します。
気に入ったものをポチってしまいましょう。
一番安いやつ(たぶん)
ベーシックな電波ソーラー機能付きG-SHOCKです。
「なんでもいいや」という人はこれにしましょう。
ちょっと拘りたい人向け
こちらのG-SHOCKはバンド部分が金属になっています。
少し高くなりますがオシャレ度がアップします。
ヒーローになれるG-SHOCK
こちらは現場でも使っている人は少ないレベルです。
全体がシルバーなのでスーツにも合わせやすいのが特徴で、パッと見た「G-SHOCK感」が少ないモデルとなっています。
警察官は時計にこだわる人が結構いるので、教官から「お前それすげーな」と話題作りができるかもしれません。
塗るタイプの靴磨き
こちらも必需品です。
警察は靴の汚れにうるさいです。
パッと見て黒ければほぼ何も言われないので、靴磨きはサクッとだいたい黒くできればOKです。
ただし警察官はなぜかに塗るタイプの靴磨きを許さない人がいます。
塗るタイプの靴磨きに親を殺されたんじゃないかってくらい敵視している人がいるので、バレないようにうまくやりましょう。
裁縫セット
こちらも警察官の必需品です。
ボタンが取れた時や制服がほつれた時に使います。
警察官は「裁縫できて当たり前」の風潮があるので、ボタンくらいはつけられるようになっておいた方がいいです。
マジで。
あとは小さい方が便利です。立派なセットを持って行ってもそこまで使わないので、小さいやつの方がいいですよ。
現場向けに持っておくと便利なもの
オートロック機能付きのメジャー
警察官になるとメジャーは必須アイテムです。
事件や事故があった時にメジャーは本当によく使います。
そんな中でメジャーを伸ばして勝手に戻ってくるタイプだと本当に使い勝手が悪いです。
オートロックは神なので、警察学校のうちから用意しておいてもOK。
ゴアテックスのパーカー
こちらは学校だとそんなに使いませんが現場に出るとよく使います。
通称「上っ張り」として使いますが、若手の警察官はノースフェイス率が非常に高いです。
ノースフェイスで防水機能があれば間違いない一品となります。
濡れない靴下
こちらは知る人ぞ知るスーパーアイテムです。
警察官として現場に出ると雨は避けられません。
長靴もありますが、ぶっちゃけ動きづらいです。
かと言って革靴だと靴下がびしょびしょになりますが、この「濡れない靴下」を履けば不快さはほぼなくなります。
【オマケ】持って行かない方がいいもの
これまでは警察学校で便利なものを紹介してきましたが、ここからは「警察学校に持って行かない方がいいもの」を紹介します。
結論:派手なもの
理由としては警察(特に年配)は派手なものを極端に嫌う人が一定数います。
なので「白・赤・黄色のもの」は注意が必要です。
私の同期は警察学校初日に白いG-SHOCKをつけていったら死ぬほど怒られていました。
ぶっちゃけどうでもいいですが下らないことで教官に目をつけられると面倒です。
警察学校の間だけでも我慢しましょう。
まとめ
今回は主に警察学校であると便利なものを紹介しました。
おさらいすると一番大事なのは「入校案内に従う」ことです。
「これは持って行って大丈夫かな」と不安になったら警察学校に連絡して確認しましょう。
あとで怒られるよりマシです。