警察

元警察官が教える白バイ隊員のなり方【白バイ大会全国5位に聞いた】

白バイ隊員になりたい人
白バイ隊員になりたい人
白バイ隊員ってかっこいいなぁ。
なってみたいけど、どうやったらなれるんだろう。
詳しい人に聞いてみたい。

こういった悩みを解決します。

こんにちは、元警察官のおさるポリスです。
現役時代は交番、機動隊、特殊部隊、福利厚生担当をやりました。

私自身は白バイに乗った経験はありませんが、この記事を書くにあたって白バイ大会で全国5位になった人からお話を聞きました。

この記事を読むと

・白バイ隊員とは
・白バイ隊員のなり方

がわかります。

白バイ隊員とは

白バイ隊員とは「交通機動隊」に所属する白色の大型バイクに乗る警察官のことです。
交番の警察官が乗っているバイクとは大きく違います。

白バイはこんなバイクです。

交番の警察官が乗っているのはこんなバイク

白バイ隊員のバイクは「大型自動二輪」ですが、交番のバイクはいわゆる「原付二種」のバイクです。
いやー、白バイかっこいいですね。

白バイ隊員の仕事

白バイ隊員の仕事はざっくりいえばこんな感じです。

・交通取締り
・イベント

ひとつずつ、解説します。

交通取締り

いわずと知れた白バイ隊員の仕事ですね。
よく警察24時などでも放送されているとおり、スピード違反や信号無視などさまざまな交通違反の取締りをします。

交通取締りは交番の警察官もやりますが、ひとつ大きな違いがあります。それは、交番の警察官のバイクは「緊急走行」ができないことです。

交番警察官のバイクは赤いランプとサイレンが付いていないので「悪いヤツがいてもそんなに速く走れない」んです。

しかし、白バイは違います。
赤いランプもサイレンも付いているので「緊急走行」ができます。
つまりスピード違反をして走り去っていく危ない車を追いかけることができるのです。

それによって、白バイは交番の警察官よりも、より危険度の高い違反の取締りができるわけですね。

イベント

白バイ隊員はさまざまなイベントにも顔を出します。
例をあげると

・駅伝大会の先導
・交通安全教室のデモ走行
・白バイ大会への参加

などがあります。
おなじみの箱根駅伝からはじまって、地域のマラソン大会でも白バイは先導をやってくれています。

あとは教習所やショッピングモールなどでやっている交通安全教室ですね。
YouTubeに動画があったりしますので、興味がある人は探してみてください。

最後に白バイ大会です。
これは年に一度行われていて、だいたい10月の3連休に茨城県の「安全運転中央研修所」でやっています。

正式には「全国白バイ安全運転競技大会」という名前でやっていて、何回か観に行ったことがありますが、「みんな意味わかんないくらい上手」です。

白バイ隊員を目指す人は観にいくといいですよ。無料で観戦できます。

白バイ隊員のなり方

結論から言うと白バイ隊員は「狭き門」です。
理由としては「なりたい人が非常に多い」からです。
そりゃそうですよね。
かっこいいものは誰だってなりたいです。

肌感でいうと白バイ隊員になりたい人の20人に1人くらいが夢を叶えます。
それくらいの難易度です。

しかし、せっかくこの記事をみてくれたあなたにはぜひ夢を叶えてほしい。

そこで「効率的に白バイ隊員になるための方法」をこれからお伝えしますので、よく読んでください。

1まずは警察官になる

当然ですが、まずは警察官になりましょう。
白バイ隊員になるためには警察官採用試験に合格しないと話になりません。

・高校でビリ
・評定平均3未満
・大学はFラン

の私が半年の勉強で警察に現役合格した方法をこちらの記事にまとめています。
勉強に自信がない方は読んでおいてください。

2警察官の試験に合格したら

警察官への切符を手に入れたら「絶対に」やってほしいことがあります。
それは「大型バイクの免許をとっておく」ことです。
できればバイクを買って「とにかく運転」しましょう。



なぜなら、あとで説明しますが白バイ隊員になるには「運転技術」が必要になるからです。
安いバイクで充分なので、とにかくバイクの運転に慣れておきましょう。

言っておきますが警察官になってから免許をとるのは大変です。
まず警察学校のときは取れません。
警察学校を出てからは覚えることがいくらでもあるので、それどころではなくなります。

最低でも大型二輪の免許はとっておきましょう。
約束ですよ。

3交番の仕事をがんばる

警察学校をでて交番に配属されると、上司や先輩が「将来どの部署で仕事がしたい」のか聞かれます。
そうしたら迷わず「交通機動隊にいきたいです。」と言いましょう。

警察官は「頑張る若者大好き」な人が多いので、特に交通分野での仕事を教えてくれるはずです。
決意表明をしたら、交番の仕事を一生懸命やりましょう。

理由は3つあります。

理由①:警察官としての能力を上げる
理由②:警察署の交通課にアピールする
理由③:上司にアピールする

この3つです。理由を説明します。

理由①:警察官としての能力を上げる

まずは警察官の仕事を覚えましょう。
仕事できない白バイ隊員なんてイヤですよね。
しっかり仕事の基礎を学びましょう。

ただし、教えてもらうだけだと上司や先輩次第になってしまいます。
「仕事の基本」を勉強しましょう。

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理由②:警察署の交通課にアピールする

警察でやりたい仕事をするには「アピール」をしましょう。
仕事は人がするものです。
交通課の人に「この人と一緒に仕事がしたい」と思われるようになりましょう。

具体的な方法としては

・切符をたくさん切る
・交通事故の処理をすすんでやる
・交通課に行って交通の仕事を教えてもらう

などが有効です。
いい書類をたくさん出して、やる気を見せましょう。

理由③:上司にアピールする

警察において上司の評価は大切です。
なぜなら、上司が「あなたの評価」を書類にまとめてさらに上の上司に出しているからです。

いくら交通機動隊に行きたいからといって、交通の仕事以外をテキトーにやっていれば、それは必ず上司にバレます。

「この人は行きたい部署の仕事以外はテキトーにやる人です」なんて評価をつけられたら、交通課の人はあなたと仕事をしたいと思ってくれません。

交通関係以外の仕事も一生懸命やりましょう。

4交通課で仕事をがんばる

晴れて交通課に入ることができました。
しかし、あなたにとってゴールはここではなく交通機動隊です。

頑張って交通課に入れたあなたに残念なお知らせですが、これからが本当の勝負になります。
なぜなら白バイ隊員になるには試験があるからです。

ひとつ質問ですが「運転がヘタクソな白バイ隊員」ってどうですか?

それじゃダメですよね。
市民国民にとって必要なのは「悪い犯人を逃がさない優秀な白バイ隊員」です。
こればかりは運転が上手じゃないとお話になりません。

白バイ隊員になるためには「白バイ専科」という研修を受けなければなりません。
その研修は警察学校に泊まりがけで、白バイ隊員になるための訓練を受けるものです。(私の県ではそうでしたが違うところもあるかも)
そして研修の最後に試験があり、その試験次第で交通機動隊に入れるかが決まります。

さきほど「バイクに慣れておいたほうがいい」と言ったのはこのためで、「警察官になる前からバイクに乗っている」と必然的に他の警察官より試験で有利です。

そしてもちろん「白バイ専科」を受けるには「上司の評価」は大切です。
交通課に入っても一生懸命仕事をしましょう。

Q&A

ここからはよく聞かれる質問とそれに対する答えをお伝えします。

Q:身長が小さいのですが白バイ隊員になれますか?


A:警察官になれる程度の身長があれば大丈夫です。
自分の受ける都道府県警察のホームページや採用パンフレットに「身長の目安」が書いてあります。その数値に身長が達していれば問題ありませんし、あくまで目安なので「警察本部の採用担当者」に聞いてみるといいですよ。

Q:白バイの訓練は厳しいですか?


A:厳しいです。

Q:大卒のほうが有利ですか?


A:全く関係ありませんよ。

Q:女性でもなれますか?


A:なれますよ。
白バイ大会には女性の部もあります。

Q:給料は高いですか?


A:他の警察官と変わりません。

Q:必要な資格などはありますか?


A:バイクの免許(大型自動二輪)だけ必要です。

それではここまでにします。

この記事を見てくれた方の中から白バイ隊員が生まれるのを楽しみにしています。
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