どうも、元警察官のおさるポリスです。
警察官時代に2年半ほど福利厚生の担当をやっていました。
「警察官は福利厚生が良い」と言われているものの、
ちゃんと内容を知っている人は全警察官の5%にも満たないと思います。
「詳しくない人」には採用担当者も含めるので、
「実際に何が良いの」と聞かれると答えられない人ばかりです。
警察官になりたい人にとっては大事な問題だと思うので、
今回は自分のいた県警の福利厚生をわかりやすく紹介します。
目次
1.給料
2.休み
3.福利厚生
4.その他
1.給料
かなり良いです。
1千万円は夢じゃない数字です。
20歳代前半で家を買う人もいるレベルです。
公務員なので年々給料は上がりますが、階級を上げれば更に給料が上がります。
警察官の給料は特に手当が厚いです。
- 扶養手当
- 児童手当
- 地域手当
- 住居手当
- 通勤手当
- 時間外手当
- 特殊勤務手当
- 夜勤手当
- 宿直手当
- 期末・勤勉手当
- 退職手当(噂では2,000万円付近)
などがあり、手当だけで月数十万円になることもあります。
2.休み
部署によって差が大きいです。
特に刑事は大変です。
休みは本当に部署次第です。
まずは休暇の種類を紹介します。
年次休暇(有給のようなもの)
年間20日
※繰越ができ、最大40日です。
昔は休みが取りづらい風潮がありましたけど、私が辞めるころ(令和元年)は少しマシになっていました。
特別休暇(年次休暇とは別に取れる休み)
- 夏季休暇(夏休み) 6日間
- 職員の結婚 連続7日間
- つわり休暇 14日
- 出産(女性のみ) 出産予定以前8週間、産後8週間
- 男性の育児参加 7日間以内
- 育児休暇 1日2回までの時間休暇
(3歳未満:計60分、1歳半未満:計120分)
休業
- 育児休業 子供が3歳になるまで取得可能(男性及び女性)
- 育児短時間勤務 小学校入学まで
出産・育児関係が特に厚いです。
しかし、先ほどもさわりましたが部署によって差があります。
極端な例ですが、殺人事件が起こると刑事は数ヶ月家に帰れないこともあります。
3.福利厚生
担当をして知りましたが、異常なほど良いです。
「警察官は福利厚生がすごい」と言われていますが、9割以上の警察官は福利厚生を活用できていません。
せっかくの素晴らしい制度を教えてくれる人がいないのが原因なので、私は現職時に広めまくってました。
どんなものがあるか代表的なものを紹介します。
- 警察の住宅(官舎・寮)に超格安で住める
- 警察だけの格安保険
- 健康診断無料で年1回か2回
- プロスポーツを安く観戦
- 映画が1,300円で観られる
- 運転免許が安く取得できる
- 旅行時の宿泊費が安くなる
- 引っ越し代が安くできる
- 葬祭が安くできる
- スポーツジムが安く使える
- 数十種類の祝金・助成金
など、まだまだありますがこの辺にしておきます。
色々挙げましたが特に重要なのは
警察の住宅に超格安で住める
警察だけの格安保険
この2つです。
例を上げれば、私の住んでいた寮は月400円で住んでいました。
保険は民間のものと比べると同じ補償内容で3割近く安い印象です。
警察の福利厚生を活かすか活かさないかでは数百万円変わります。
4.その他
社会的信用度が圧倒的に高い
これに尽きますね。
20歳代前半で家のローンが組めるので、通らないローンはないと言っても過言ではありません。
割と高給で仕事の安定性が高いのは言うまでもないですからね。
結論
警察官は一生お金に困りません。
書いてたら辞めたのが惜しくなってきました笑
警察官になりたい方向けの記事はこちら