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【どんなところ?】警察学校の本音【元警察官の解説】

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どうも、おさるポリスです。
今回は警察学校について質問形式でお話しします。

Q1 警察学校って何をするところ?

「警察官の研修所」みたいなものです。 イメージとしては民間企業でもある泊まり込みの研修が近いと思います。

Q2 どうやったら入れるの?

各都道府県警の警察官採用試験に合格した人が入ります。

Q3 なにするの?

いわゆる「警察官」になるために色々なことをします。
少しだけ体力が必要なので、トレーニング
刑法や道路交通法などの勉強
犯人を捕まえる練習
拳銃も撃ちます。
文化的なクラブ活動もあります。英会話、花壇、詩吟など
あとはイベントが多いです。
入校式:入学式をガチでやります。全力の国歌斉唱です。
運動会:100m、綱引き、リレーなど普通の運動会と大差ありません。
卒業旅行:私のところでは2泊3日で旅行に行きましたが、翌年から日帰りになりました。
卒業式:感動の卒業式です。マジ泣きする人がいます。
他にも行軍などがあります。某県警では富士山に登るそうです。

Q4 期間はどれくらい?

大卒6ヶ月、高卒10ヶ月です。
カリキュラムも少し違い、高卒区分だと座学に英語があったりします。

Q5 どんな生活するの?

6時台に起床し、点呼、朝食、授業、昼食、授業、清掃、夕食、自由時間、点呼、就寝といった流れです。運動もするので、とても健康的です。
また、基本的には土日祝休みで、GW夏休み冬休みもあります。
ただし最初の1ヶ月特別指導期間は外泊できません。
テストが近いときも強制自主規制です。

Q6 集団生活?

集団生活です。

人数の多い警察はクラス分けされ、授業はクラス単位で受けます。
さらに、クラス内で班を作り班員で一緒に寝ます。
警視庁は個室ですが、他はほとんどみんなで寝ます。
警察学校の見学会などもやっています。

Q7 きついの?

きつくないけど忙しいです。

授業間が10分か15分程度です。運が悪いと制服着て座学、移動して着替えて柔道剣道、また移動着替え座学は忙しないです。
しかし、忙しい警察署に比べると天国です。

Q8 教官はどんな感じ?

普通の学校と同じです。運次第。教官も聖人ではありません。

Q9 縛りは多い?

男性は99%坊主
女性はショートカット

でしたが、今は緩くなりました。
携帯電話も教官に預けて外出時だけ返してもらう決まりでした。当時は公衆電話に行列ができていましたが、これも今は緩くなっています。
あとは、当時はSNS全部やめろって言われました。(ごまかしてやめませんでした) 

Q10いじめはあるの?

 基本的にないです。私は見たことありません。

 仲良くやっていける人がほとんどです。
 虫の合わない人いますが、これはしょうがないです。

Q11教官にやめさせられることは?

あります。

警察官何年かやると「警察官に向いてない人間」がわかるようになります。
教官は経験を積んだ人が多いのでもちろんわかります。

向いてない人が警察になると市民のためにも、本人のためにもならないので退職を勧めます。
憧れだけじゃどうにもならないこともあります。

私の同期に向いてない人がいて、何百回と辞めろと言われましたがやめませんでした。根性は素晴らしいけど、結局卒業して戦力となれず辛い思いをした後に体調を崩しました。

交番にいる警察官が極端に何もできない人だったら市民を守れません。
警察官に向いていないだけで、人間性やすべての能力を否定しません。
警察以外の仕事が出来ない訳でもありません。
適性があるかないかだけです。
しかし給料の出所が税金である以上は辞めた方が本人や市民のためなのです。
だから教官はやめさせにきます。教官も辛いですが仕方ないです。

Q12良かったことは?

 一生物の仲間ができます。
 教官、同期は今でも飲みに行きます。人生相談だってします。
 仲間は財産です。

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